司法書士試験対策〜答案練習会の活用法その2〜

2018.12.31 Monday 10:00
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    こんにちは。

    中村司法書士事務所の上野です。

     

     

    今日は平成最後の大晦日ですね。

    1年間、泣いたり笑ったり色々ありましたね。

     

     

    色々と振り返ることもあるかと思いますが、

    「終わり良ければ全て良し」の精神で、平成最後の一日をビッとして

    過ごしていきましょう!

     

     

    前回に引き続き、答案練習会(以下、「答練」と言います。)の活用法

    について、私の経験を踏まえてお伝えしていこうと思います。

     

     

    活用方法その2:

    自分なりの「解法」を見つけるために利用しよう!

     

     

    答練は、本試験と同じ時間配分の中で行われるため、できる限り

    本試験を意識したトレーニングが有効になってきます。

     

     

    そこで、自分なりの「解法」を見つけるために答練を活用しましょう。

    自分なりの「解法」とは、何でしょうか?

    例えば、、

     

    1)択一問題の「解く順番」

    まず学説問題が少ない商法・会社法から攻めて、次に単純知識問題が多い

    民法の親族・相続を解いて、、など自分なりの解く順番を検討します。

     

     

    2)択一問題の「肢の切り方」

    択一問題は、ほとんどが「組み合わせ式」であり、全ての選択肢を検討しなくても

    最低2つの肢の正誤が分かれば解けたりします。

    その際、「とっかかる肢の見極め方」はトレーニング次第で向上します。

     

     

    3)記述式問題の「解き方」

    記述式問題は、「別紙形式」の問題となっており、その別紙もかなりの量があります。

    また、解答に必要な情報も「聴取事項」「注意事項」などに散りばめられているので、

    やみくもに全文を読んでいたら、時間がいくらあっても足りませんね。

     

     

    別紙でも、聴取事項でも、注意事項でも、

    「ピックアップしないといけない情報」はほぼ決まっているので、

    答練を活用して、ピックアップする訓練をします。

     

     

    また、白紙の下書き用紙を使うのか、役員の任期タイムテーブルは作るのか、

    など、自分に合った解き方を見つけましょう。

     

     

    4)行き詰ったときの「対処法」

    組み合わせ式問題を解いているときなど、「あと2つの選択肢で決めきれない」

    という状況に陥ることがよくあります。

    私も、実際に本試験で、「あと2つから切れない、、」という問題が4問続いて、

    心が折れてしまった苦い思い出があります、、

     

    この状況に、どのように対処するのか?これはトレーニングが必要です。

    ・いったん解答しておいて、時間があったら戻る

    ・ペンディングして、次の問題にいく

    ・鉛筆を転がす、、

    など、自分に合った対処法を答練で見つけましょう。

     

     

    5)ラスト「5分」の使い方

    司法書士試験は、「0.5点」で合否が左右されます。

    大袈裟でもなんでもなく、100m走さながらの「レース」なのです。

     

     

    その世界では、「ラスト5分」の使い方で勝敗が決まります。

    この5分で、「マークミス」や「添付書類漏れ」、「うっかりミス」などを

    防ぐことができたら合格へ大きく前進です。

     

     

    自分に合ったラスト5分の使い方を答練で見つけましょう。

     

     

    要するに、答練は、「本試験での身の振り方のトレーニング」

    に使いましょう、ということです。

     

     

    年明けから各予備校の答練が活発になります。

    是非、ご自分にあった「解法」を見つけてみてくださいね。

     

    次回は、その3をご紹介させていただきます。

     

     

    最後までお読みいただきありがとうございました。

    来年も宜しくお願いいたします。

     

     

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