商業登記 〜外国人の氏名について〜

2018.12.10 Monday 10:00
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    おはようございます。

    中村司法書士事務所の南です。

     

     

    先日、所長のブログでもふれられていましたが、最近、外国人の方が取締役に就任される手続きが増えています。

     

     

    会社の名前である「商号」は平成14年からローマ字を用いることができるようになりましたが、外国人の方が取締役に就任する登記の際の名前はローマ字を使用することはできませんので、カタカナ表記にして登記する必要があります。

     

     

    例えば印鑑証明書の表記が「ABCD EFG」は

    「エイビーシーディーイーエフジー」又は「エイビーシーディー・イーエフジー」となります。

    登記上、スペースは登記できないので、スペースは間を詰めるか、間に「・」を入れます。

     

    なお、氏名を間違えて登記してはいけないので、読み方は必ず事前に確認させていただきます。

     

     

     

    また今回、中国の方が取締役に就任される登記をした際、住民票に登録している本名で登記申請したのですが、法務局の担当官の方から「簡体字は登記できないので、正字にして登記してもらえないと取り下げとなります。」と補正通知の連絡が来ました。

     

    氏名の1文字に簡体字が含まれているとのご指摘だったのですが、本当にその文字は簡体字なのか?と法務局の担当官に直接連絡して聞いてみたのですが、簡体字は登記できないので正字で登記してくださいと言われるばかりでした。

     

     

    簡体字とは、1950年代に中華人民共和国で制定された、従来の漢字を簡略化した字体です。

     

     

    しかし氏名の文字を勝手に変更するわけにはいかないので、ご本人に了承していただけるかどうか依頼者の方に連絡し、確認していただいたのですが、「普段からこの字を使われているので、なんとかならないでしょうか・・・」と強くご要望されました。

     

    なので、もう一度、法務局の担当官の方に連絡し、住民票にも記載されている文字なのだから登記できないのだろうか?と諦めずに何度か掛け合ってみたところ、通常からその文字を通用字体として使っているならば登記できるとの回答が!諦めずに粘った甲斐がありました!!

     

     

    簡体字正字かどうかの見解も、法務局の担当官により見解の違いがあるかもしれないので、次回からは事前に問い合わせしようと思います。

     

     

    会社の手続きのご相談などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

     

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