会社法を学ぼう!その2 〜名義株について〜

2018.01.22 Monday 10:00
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    中村司法書士事務所の南です。

     

     

    前回のブログに続きで、今回は「名義株」についてです。

     

     

    *** 名義株とは ***

     

     

    他人名義を借用して、株式の払い込みがなされた株式のことをいいます。

     

    平成2年以前の商法では、株式会社を設立するときに、発起人の人数が最低7名必要でした。

     

    創業者だけでは足りず、親族、従業員などに名前を借りることとが一般的に行われていました。

     

    歴史の長い会社などでは名義株が残っている可能性が高くなっています。

     

    株主は名義だけを貸しているので、自分がその会社の株主であることを認識していないケースがあります。

     

     

     

    【名義株のリスク】

     

     

    ・名義の貸し借りが行われてから時間が立ち過ぎると

     

     記憶があいまいになる

     

     

    ・名義の貸し借りが口約束だけだったりする

     

     

    ・本当の株主だと主張され、配当金を要求される

     

     

    ・名義株主たちが共同して、会社を支配しようとする

     

     

    ・名義株主が亡くなったり、株式を譲渡されたりした場合、

     

     相続人や全く知らない他人を株主となり、

     

     経営に支障が生じる可能性がある。

     

     

     

    【株主名簿の訂正、株式の贈与または買取り】

     

     

    名義株主が本当に権利を有する株主かを、確認する必要があります。

     

    設立時から株主となっている場合は、会社設立時に実際に出資をしたのか?

    名前を借りたのか?を調査します。

     

    名義貸しであれば、株主名簿の訂正を行うとともに、名義株であることの

    確認書等を作成するなど、真実の権利関係に合致させるべきでしょう。

     

    これに対して、出資している株主である場合は、株式の贈与を受けるか、

    相当対価による株式買い取りを申し出るなどの対応をするになるでしょう。

     

    特に創業者が亡くなってしまうと、株主として記載された当時の経緯が

    わからなくなってしまうので、創業者が健在なうちに調査し、

    名義株主の場合は対応が必要!

     

     

    現状分析

     

    (株主名簿または法人税申告書別表二「同族会社の判定に関する明細書」を確認)

      ↓

     

    名義株の整理

     

     

    このように、平成2年以前に設立された会社では、名義株の確認、

    整理が必要となることがありますのでご注意ください。

     

    ご相談などございましたら、どんな事でもお気軽にお問い合わせください。

     

    最後までお読みいただきありがとうございました。

    次回は「株式の種類」について書きたいと思いますので

    お楽しみにしていただけると幸いです。

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