司法書士試験対策〜模試の復習方法〜
こんにちは。
中村司法書士事務所の上野です。
来週から大型連休に入りますね。
普段勤務されている受験生の方にとっては、最後のまとまった時間
になります。しっかりと計画を立てて、悔いのないように過ごしましょうね。
前回は、「模試の復習に正面からぶつかると膨大な時間を要してしまう」
ことについて言及いたしました。
そこで、今回は、模試の復習方法の工夫について、
私自身の経験からお伝えさせていただこうと思います。
模試の復習方法について
<前提>
1)解説講義は必ず受講しましょう!
各予備校では、模試と解説講義がセットになっております。
受け終わりましたら、解説講義は必ず受講するようにしてください。
なぜなら、本試験の出題可能性や重要度、復習の要否などへ言及することが
ありますので、「復習の指針」として活用できるからです。
2)復習に割り当てる時間を天引きしましょう!
自己の学習計画に応じて、模試の復習に割り当てる日や時間を決めてしまい
ましょう。
この時間内で処理できるだけの分量に絞り込み、処理できない問題は勇気を
出して捨ててしまいましょう。
例えば、模試当日と翌日の2日間だけは模試の復習に専念する、などですね。
模試の復習よりも、過去問や予想論点を潰していく作業の方が優先度が高いと、
私は感じました。
<択一式問題>
間違えた問題というよりも、「出題可能性が高い問題」を復習する、という意識で
取り組んでみましょう。
模試で高得点を取るためではなく、合格するために模試を活用する訳ですからね。
※出題可能性については、模試の解説講義や答練、予想論点対策講座、
市販の予想論点集などで十分にリサーチしておきましょう!
つまり、「出題可能性が高く、かつ、間違えてしまった問題」が第一順位に
復習すべき問題となる訳ですね。
この要領でフィルターにかけて、ピックアップしてみましょう!
<書式問題>
よほど余裕がない限り、いちから時間を計って解き直すような時間はありません。
満点答案が書けるか否かよりも、正解へ辿りつくためのロジックや手法が
間違えていないか、そもそも先例知識が不足してないか、などを中心に確認しましょう。
書式答案作成には、
1)問題文や別紙から必要な情報をピックアップする方法
2)ピックアップした情報を、登記申請書へ反映させるための条文・先例知識
3)ミス防止とスピードアップのためのテクニック
以上の3つが要素となってきます。
どの要素が不足していたために間違えてしまったのかを分析すると、効率的に
復習できますね。
ただ、書式問題で十分な点数を得られない原因として、
そもそも午後の部での、択一と書式の時間配分ミスが一番大きいのではないか
と感じます。
※午後の部は、択一35問と書式2題を計3時間で処理する必要があります。
書式の点数をあげるためには、なにより「十分な時間を確保する」ことが
重要になってきますので、その点についても確認してみてください。
いかがでしたでしょうか?
効率的に復習して、有意義なGWをお過ごしください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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