司法書士試験対策〜模試の活用方法 その2〜
こんにちは。
中村司法書士事務所の上野です。
早いもので、もう4月ですね。
新元号も発表され、新しい時代の幕開け、というムードですね。
是非このムードに乗っかり、心機一転で直前期のスタートを切りましょう!
前回に引き続き、模試の活用方法について、私自身の経験から
お伝えしようと思います。
今回は、模試の復習についてです。
模試の復習について
模試を受講された方であれば、一度は必ずぶち当たる壁だと思います。
そもそもなぜ悩ましいのか?
理由その1)復習に膨大な時間を要するため
模擬試験ですので、分量は本試験と同じです。
午前35問・午後35問・書式2題ですね。
例えば、【間違えた問題だけ】復習するとなるとどれくらいの時間がかかるのか?
※参考までに、私自身の基準でご説明いたします。
まず、解説講義を【2時間〜3時間】受講します。
模試の解説講義は、直前期での重要な情報(例えば出題予想など)を得られる
ので、必ず受講してくださいね。
そして仮に、正答数が、午前25問・午後25問だとします。
1問の復習に要する時間が15分〜30分とします。
すると、、
午前10問の復習に、【150分〜300分(=2.5時間〜5時間)】
午後10問の復習も同様に、【2.5時間〜5時間】かかりますね。
そして書式2題の復習ですが、
私の場合、1題の復習が概ね1時間〜2時間ほどかかっていました。
2題分ですので、【2時間〜4時間】ですね。
※論点を整理したり、テキストに戻ったり、書き込んだりすると意外と時間
がかかりましたね、、、
以上から、模試の復習(※間違えた問題だけ)に要する時間は、
なんと、【最短で9時間、最長で17時間】かかる計算になります。
仕事をしていて、勉強にあてられる時間が一日最大3時間の場合、
【3日〜6日】ほど要する計算になる訳です。
これは間違えた問題だけ復習する場合です。
悩ましい問題や再確認したい論点など含めると、平気で1週間以上復習に
要することになります。
理由その2)直前期であるため
模試が始まる4月以降から本試験までは、直前期です。
いかに全範囲を周回できるか、そして出題予想論点を潰せるか、が重要になります。
※直前期の学習計画はまたご紹介させていただきます。
直前期でなければ、しっかりと復習するに越したことはないのですが、
この直前期に、復習だけのために1週間以上を費やすことはなかなか
難しいわけですね。
理由その3)翌月にはすぐに次の模試が始まるため
模試の復習に1週間〜2週間ほどかけていると、
すぐに次の模試が始まってしまいます。
下手をすると、模試の受講とその復習だけで直前期をすべて費やして
しまうことになりかねません。
学習が順調で、あとは模試の復習だけだという方は少ないと思います。
以上から、模試の復習に真っ正面からぶつかっていくと、
学習計画に支障をきたしてしまうおそれがある、ということです。
つまり、模試の復習には工夫が必要、ということですね。
ではどのように工夫したら良いのでしょうか?
それは次回のブログでご紹介させていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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